宗谷管内の市町村まわりと幌延の深地層研究センター視察・3日間で2000キロ

2011年10月22日 22:55


10月16日、17日、18日と道北宗谷の9市町村を回らせていただきました。稚内では深夜に雪がちらつく寒さでしたが、各市町村での首長さんや保健医療福祉部門の担当者の皆様との懇談は大変実りあるものでした。
 稚内市の工藤市長さんからは日本海港湾の新規事業の件やサハリンまでわずか43キロの国境にある稚内の経済・人・もの・文化等の交流のこと、医療のことなど意見交換。
 オホーツクの枝幸町、中頓別町、浜頓別町、猿払村では漁業や酪農を生業とするこれらの町ではTPP反対を強く要望されました。私もしっかりこの問題に取り組んでいることをお伝えしたところです。
 また中国等から研修生を100名も受け入れるくらいに雇用はあるのにもかかわらず、若者が故郷に残らない状況をどう打破したらいいのか。過疎と人口減少、高齢化をかかえ、雇用と経済活性化に税収もかってのようにはいかない、農山漁村の悩みは深刻でもあります。
 豊富町では介護保険の保険料が5000円をすでに超えていて、次期の改定では政府の言うようにはうまくいかないと施設志向の住民意識もあいまっての担当者の悩みを伺う。
 その一方、人口988人に減少している音威子府村では、保健医療福祉と住宅をゾーニングした新たな町づくりができないかと考えていると村長さんから前を向いたプランを拝聴。

 医療過疎=医師や看護師の慢性的な不足をかかえる困難をどの市町村でも聞くのですが、国が施策として地域医療支援センターや地域医療再生基金事業等を打ち出しても、なかなか功を奏しないことも。
人口減少と少子高齢化地域の「持続可能な」地域医療の確保には、ドラステイックな改革が必要に思われて仕方がない。国保病院をダウンサイジングして診療所にしたり、老人保健施設を併設したりしているが、在宅ケアが進む気配はない。農業、酪農、漁業といった家内労働の第一次産業の地域ではなかなか在宅ケアも困難だといわれる。さてー。このような地域での地域包括ケアシステムとは?オールジャパンの介護保険と地域特性、どのように整合性もって発展させるか?

さて、今回はかねて視察したいと思っていた幌延町の深地層研究センターを訪れることができました。(独)日本原子力研究機構の深地層研究センター。現在地下140mまで掘り進んでおり、その100万年前の地層まで深く地下坑を入らせていただいた。
かご状のエレベーターで2-3分で地下140m。横坑もいくつか掘られており、地層や噴出するガス等物質など堆積土地層のさまざまな研究がされている。100万年前の地層から湧き出る地下水を指で一口。海水のような薄いナトリウムや鉱物の複雑な味がする。(秘書のA嬢いわく、これでまた長生きしますよ!ですって)

「ここはあくまで地層の研究施設、研究が終われば閉鎖し、決して放射性廃棄物をここに持ち込むことはない。」とは、私の質問に対する所長さんの言。
 福島の事故以来、この研究センターへの町民の皆様の関心も違ってきたと聞く。今後もウオッチしていくつもりです。
3日間で約2000キロ走ったようですという秘書K君。北海道は本当に広大。東京の永田町や霞ヶ関の机の上では政策は作れない。18日は稚内から、4つの町村をお訪ねして札幌へ帰ってくる、500キロ近いタフな道のりとなりました。

雨と太陽が同時に出るオホーツクの海のお天気、きれいな虹が大海原にかかるすばらしい風景には感動!皆様、貴重なご意見有難うございました。

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