【2015年新春を迎えて】

2015年01月13日 16:21

花園神社 大吉2015年(平成27年)も早や、成人式。新成人は126万人、昨年より5万人多いということです。20歳の門出に、これからの人生や自分の歩む道にそれぞれの思いがあったことでしょう。国民投票権はすでに18歳からとされていますし、公職選挙法改正も検討され、「選挙権も18歳から」が視野に入る。社会の一員としてしっかり歩んで、お幸せに!と念じます。

さて、今年の初詣でおみくじを引きましたら、なんと大吉!しかし「難しきことは己が引き受け、易きことは周囲に」また「何事も思うようにならないが、意思を強く持って日々励めば、さすれば幸運にめぐまれる」。神さまはお見通しですね! 暮れの2015年12月14日の総選挙は、諸般の状況で残念ながらバッターボックスに立ちませんでした。また「出番」が与えられたら、しっかり仕事をするつもりでおりましたので、「大吉」に背中を押され,大きな勇気をもらった気持ちでした。花園神社の社務所で片山宮司さんからお屠蘇を頂き、新年の政治談議をしばし。

さてその暮れの大義なき総選挙、投票率は52,66%で戦後最低記録。「自民大勝」どころか、自民党は公示前の293議席から291議席へ減、公明党は31議席から35議席へ4増、与党としては2議席の増で終わった。しかも絶対得票率でみれば、自民党は比例区で16,99%,小選挙区で24,49%しかありません。「アベノミクス、この道しかない」と争点化したが、共同通信社の調査によれば、「アベノミクスを評価しない」のは51%,「原発再稼働反対」は51,7%,「憲法改正反対」は45,6%。つまり民意は選挙結果とは裏腹にあるということ。

自民党の選挙公約をチェックしてみれば、「持続可能な社会保障制度の確立」も約束されている。消費税も「すべてを確実に社会保障に使う」とある。しかし2014年4月からの8%アップでも1割どころか5%程度しか医療介護に使われていない。消費税増税もやらずぶったくり? 「自然増の伸びを抑制する」と言って毎年2200億円医療費を削りつづけた小泉改革で医療現場が崩壊したことを昨日のように思い出す。各地で医師や看護師不足や救急車のたらい回しで命がうしなわれた!

2025年の超高齢社会まで、後10年。駅伝は箱根の山を制したが、厳しい下り・のぼりのラストスパートに入ったといったところか。「地域包括ケアシステムつまりCommunity Based Integrated  Care」の名のもとに、地域医療の再生や医療・介護・福祉の連携・統合などが市町村の主体性と責務で、新たなビジョンや地域医療計画などが動いていくが、その入り口でもある今年4月からの介護報酬は選挙が終わったとたんに「2,27%の引き下げ」となった。事業者の立場で見れば実質約4%の減となる改定である。消費税後の物価が3%アップしているのを考えると、6%くらいのダメージか?  介護職員がさらに100万人必要と言われている介護現場が人材不足を解消する方策は見えない。事業者の立場になれば、報酬引き下げとなればコストカットをする。別枠で介護職員の待遇改善を12,000円アップできるように加算をするというが、本当に賃金アップになるか疑問視されている。また介護職だけで全職員分ではないので現場は混乱? 介護のレベルを落とすことになれば、被害者は高齢者・利用者。いつも弱いのものが泣きを見る。

障害者福祉も事業者向け報酬は「実質1,78%の減額」。生活保護は冬季加算や住宅手当が「見直され」、総額320億円も減額となる。給付は減り、負担が増えるのが、来年度予算にみる社会保障の実態である。加えて4月から70ー74歳の高齢者の病院の窓口負担は1割から2割に増加。保険料もアップする。年金改正の問題は着手されずにマクロ経済スライドの給付引下げ、目減りだけが粛々と進む。

2025年までの次の医療の診療報酬改定と介護報酬改定のダブル改定は2018年(3年後)にある。今回引き下げということは次回も厳しさが増すだろう。

今年も全国各地の現場をあるいて専門職のみなさま、利用者の皆様、当事者のみなさまのお声を聴き、国政に、政策に反映する仕事に励みましょう。どうぞ本年もよろしくご指導ご鞭撻下さいますよう。

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