国際助産師協会・第11回アジア太平洋地域会議学術集会に参加、国際貢献と「人間の安全保障」を考える。

2015年07月22日 09:57

IcMICM開会式坂本会長と集合写真 インドネシア集合写真 EOブレイクタイム 7名30℃を超す猛暑のパシフイコ横浜で、7月20、21、22日と国際助産師協会ICMのアジア太平洋地域会議が開催され、19か国から22団体、3000人が参加するパワーあふれる国際会議となりました。主催は日本看護協会、日本助産師会、日本助産学会。坂本すが看護協会長が会長を務めました。日本開催は7年ぶりです。

【すべてのお母さんと子どもたちに助産師のケアを!】をスローガンに、アジア太平洋諸国とWHOやICM本部からもリーダーが参加。アジア太平洋地域の途上国と高齢化国の抱える母子保健を巡る課題は多岐にわたり、アジェンダも明確になった2日間の国際交流の場でした。

特に妊産婦死亡率や新生児、乳児死亡率の高いアジアや諸国からは、WHOのストラテジーの実現が困難を抱えている報告も。WHOは2030年までに妊産婦死亡率と乳児死亡率を現在の3分の2にするターゲット目標を打ち立てています。

グローバリゼーションの中で、オーストラリアやニュージーランドの助産師からは、ベトナムや太平洋の島国への国際支援が報告されましたが、特に妊娠・分娩・出産・育児という女性の課題は、その国・その地域の歴史・カルチャー・家族制度や経済状況、医療システム等に大きく左右され、違いも明確なだけに、教育や支援の課題が提示されました。

ICM会長講演で、国際助産師協会の【Pathway to Healthy 助産と助産師の2030ストラテジー】は、①Survive 死亡率の低減、②Thrive 健康水準を高める、③Transform 変化=持続可能性やそのための協働、が提示されていました。

またWHOが「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ 」として2010年以来、「医療サービスを必要とするすべての人に医療サービスを受けられるようにする」という戦略のために、技術的な支援や助言を新興国等に行っていますが、この日の報告や研究成果を聞いていて、わが国のこれら母子保健分野をはじめとした国際交流、国際支援、国際医療についてもいろいろ考えさせられた次第。

国連の、ポスト【ミレニアム開発2015】の、2016ー2030のターゲットは【Sustinable Development Goals SDGs】 。

我が国がこれらを受けて活躍する場は広く深い。

防衛よりまず外交!戦争より人間の安全保障!アジア/太平洋諸国との密接な切れ目ない命をまもる関係づくりこそ、安保法案より賢い防衛になるだろう。

しかし、それにしても日本を始め、どの国の助産師さんたちも、本当にパワーフルです!

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