「介護職員によるたんの吸引の実施のための研修会」を視察

2010年12月07日 17:38

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介護の現場では医療処置のある高齢者が増え、看護職員と共に連携しながら、日々の介護のなかでケアワーカーが、たんの吸引や胃ろうからの流動食の注入などができないかという要望が現場に高まっていることを受け、厚生労働省ではモデル事業を展開している。介護保険制度の改革とも関連して、在宅や施設では必要に迫られていることでもあるが、医療職でない介護職にこれらの業務を解禁することは、一方で慎重な対応も求められることでもある。

実はこの問題には、私自身、長年関わってきたこともあり、施設や在宅でヘルパーさんたちが安心して実施できるようにするにはどうしたらいいのか?どのような研修で技術が修得できるのか、関心事でもあったので、今日は都内で実際にその研修会場を視察した。

研修会場では、看護の教育で使われる、吸引用につくられた人体のモデル(シュミレーター)を使って、講師役の看護師から直接指導を受けながら、介護職の方が吸引を実施していた。見ていると、おぼつかない手つきも次第にスムーズになっていく。

見ていると、手順の確認、声かけなどや観察、実施記録、評価と、真剣に取り組む様は学生の実習室のようだが、5回の実施で一応、了とするということだが、現場で実際に高齢者に技術を提供するには、まだ時間を要するような感もする。

50時間の理論編の講義を終え、この実技、そして実際に自分の現場で看護師に指導を受けながら、高齢者本人に吸引をしてみる、というのが今回の研修の一連の流れだという。

いくつかの団体が補助金で実施している段階だが、報告書を待って、どのようなスキームで確定していくのか、また法案化していくのか、少し考えてみたいと思った。

いずれにしろ経験5年、7年の皆様が熱心に取り組んでいる様子には、現場のニーズが後押ししているなあと感じた次第。

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