大震災により避難した人工呼吸器使用など重度障害のある方へ

2011年03月21日 10:22

phpXi5qPY3月17日、日本ALS協会の皆様が、かねてから面談の依頼をしていた厚生労働省の大塚副大臣が,その時間をとってくれました。11日の大震災以来、厚生労働省あげての不眠不休の任務のなかで、副大臣が面談の時間をとってくれたことに、まずは感謝です!本会議の後の時間で、私も同行することができました。

ALSなど難病や重度障害があり、24時間365日人工呼吸器を使用している方にとって、今回の災害は、水や食料不足もさることながら、「停電」はまさにいのちにかかわる重大事です。大きな不安の中におられることでしょう。在宅におられるとその危機感がもっと大きいものと推察できます。

この日、ALS協会からは、人工呼吸器をつけている橋本操さん、岡部弘生さんが、「輪番停電」で混乱する都内の電車を乗り継いで、厚生労働省までおいでに。ALS等難病や重度障害の施策に関して、介護従事者によるたんの吸引の問題などの要望書をお持ちになっていましたが、この大震災を受けて、まさに生命にかかわる人工呼吸器使用者の医療やケアについて緊急に要望。

翌18日、厚生労働省は迅速に、社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課長・老健局振興課長名の通知文書を発出してくれました。

【東北地方太平洋地震の発生に伴い医療機関等に避難した重度障害者等の生活支援について】という文書です。(詳細は厚生労働省のホームページで)

人工呼吸器等により生命維持に。常時電源が必要なALS等の重度障害者の入院に、「入院中の生活支援に、いつもかかわっていた支援者(ヘルパーさんなど)の付き添いを認める」ことと、「その入院を保険診療とみなす」という内容です。

在宅の重度障害のある方には病院も避難所ですので、こうした配慮は重要です。

また現地の被災地に入った方によれば、避難所に重度障害の方もおり、ケアが行き届いていないという情報もいただきました。これも対策が急がれます!

21日の朝刊によれば、被災者の数は、死亡が8450人、安否不明はまだ18432人、そして避難者の数は337513人(12都道県合計)と報じられています。陸前高田や南三陸町では役場の住民台帳や戸籍簿も消失とのこと。被害の甚大さと復旧の困難さが増しています。

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