児童虐待防止と親権停止=法務委員会で質問に立つ

2011年04月19日 16:51

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4月15日、法務委員会で民法等の一部を改正する法案で質問に立ちました。昨今増加の一途をたどる痛ましい児童虐待の防止を図り、児童の権利を養護するという観点から「親権を一時停止する制度」を新設し、また「法人や複数による未成年後見人を認める」という画期的な法改正です。

長年、児童虐待防止法の改正や現場の諸問題、社会的養護の問題などに関わってきた私としては、是非質問に立ちたいと思っていました。

今回のポイントの一つに「親権喪失の申し立てに子が加わること」もあります。

「親権の一時停止」では、施設や児童相談所の現場での、たとえば医療を受けさせたいが、親が拒否して病状が悪化した、手術を受けさせないといった事象が解決されるなど、施設長の権限が親権に優先されることも明記されました。

また法人による未成年後見人の選定では、児童養護施設などが未成年後見人になることができ、また18歳で施設を退所後も継続的に面倒を見ることもできます。

民法は明治時代につくられた法律です。家制度の名残ともいえる親権が、現代的課題、現在の社会病理現象の中で、子の立場に立って改正されたことは遅しといえども、一歩を踏み出したともいえるでしょう。

児童虐待防止の施策の進捗について、また子どもたちの養護施設の環境が劣悪であることなど、水準の引き上げ等、厚生労働省に質問、改善のお答えをいただきました。

チルドレン・ファーストの政策理念をもっと先進国に追いつけ追い越せといったスケジュール感で進めなければ、ということも指摘しておきました。

今回の法改正が人生の入り口で親からの虐待という大きなダメージを受けた子どもたちの回復と健やかな成長に資するものとなるよう、また保健医療福祉専門職による支援や、社会的養護、里親等による暖かい個別ケアがさらに充実することを願って、江田大臣とやり取りをさせていただきました。

さて、この日は午後から本会議、法案7本の採決を終え、車を飛ばして羽田へ。ぎりぎり飛行機に間に合い、岩手県花巻に飛びました。着後、花巻空港からまっすぐ、被災地の大槌町に2時間、車を走らせ、18時過ぎ、東梅副町長さんたちと面談。被害の大きかった壊滅状態の大槌です。

15日夜から18日まで、被災地での視察と調査に入りました。

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